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塩尻市男女共同参画シンポジウムin塩尻が開催されました

  • 執筆者の写真: PTA 桔梗小学校
    PTA 桔梗小学校
  • 2019年11月11日
  • 読了時間: 3分

11月4日に塩尻市男女共同参画シンポジウムin塩尻が開催されました。

テーマである「子育て世代は何に困っている?~子育ては地域みんなで~」について、フリージャーナリストの内山二郎さんが進行役を務め、前半は4人のパネリストがそれぞれの立場での思いを語り、後半は、参加者が子育てにおける困り事を付箋に書き出し、それを貼り付けて共有しました。パネリストの1人に我らが桔梗小PTAの石塚副会長が選ばれ、塩尻市の子育て世代を代表して自らの経験や子育てへの思いを語っていただきました。

夫婦共に忙しく、自宅でゆっくり子供と過ごす時間がないという悩みには、たとえ短い時間でも関わる際には、親が何かをしながらではなく、きちんと子供に向き合い、話を聞く姿勢を意識することが必要であること。また、子供と関わる時間の長さより関わる際の濃度の方が重要ではないか、という話がありました。

私たちが子供の頃に比べて、女性の社会進出が増えている現代では、「父親は仕事、母親は子育て」というイメージから、「父親も母親も共に仕事&子育て」というように役割が変わってきたことを実感しました。正しく男女共同参画社会の浸透でしょうか。男性パネリストの経験談として、子供が高校生の時に自分と子供の弁当を毎日作り続けたというとても素晴らしいお話もありました。

一昔前は、家庭内でも父親は仕事、母親は家事と子育てなんていう時代もありましたが、現代社会は、「子育てママ」の時代ではなく、「子育てパパママ」のウエイトが高まっていることを改めて感じました。父親が行う家事に対して、母親は褒める。父親が「俺は頑張った」と言った際に、母親は「私もやっている」ではなく、褒める。こんなやりとりにより、父親も積極的に家事に参加していくようになるようです。

地域との関わりにおいては、昔は、味噌作りや稲刈りなどを地域ごとの共同作業で行っており、自然自発的に「結(ゆい)」のコミュニティが生まれていたが、現代は機械化等が進み、そのようなコミュニティは無くなってきている。このような事例も含め現代社会は、親も子供も地域とのつながりが希薄で、色々な人たちと出会い触れ合うことが少なくなっていることを共有しました。

このように、子供たちが多世代間との関わりの合いで育つことが減っている現代社会では、地域の人たちが学校や子供達、保護者とつながるコミュニティ・スクールの仕組みが有効に活用されるべきであるとの話が挙がりました。塩尻市におけるコミュニティ・スクールの取り組みは3年前から始まっており桔梗小学校においてもコミュニティ・スクールの活動がされています。

 今回のシンポジウムのサブタイトルでもある、子育てを地域みんなで支えていくためには、子供たち自身が自分たちの暮らす地域やその地域に住む人たちに愛着を持てるよう、その地域において顔の見えるコミュニケーションが必要であり、そのために何が必要なのかということを改めて考えさせられました。PTA活動で言えば、同じ学校に通う子を持つ親として、会員相互の顔の見える関係作りが大切であるということを再認識しました。

地域コミュニティを考えることや、男性と女性の目線で自らの子育てを振り返るとてもよい機会となりました。

 
 
 

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